本格的なコーヒーを淹れたいと思ったとき、どんなドリッパーを使えば失敗せずに美味しく淹れられるのか気になりませんか?
本格的にコーヒーを淹れるようになって1年になりますが、ドリッパーを変えるだけで味わいが随分変わることを知りました。
それほど、ドリッパー選びは美味しいコーヒーを淹れるために大切なのです。
今回この記事では、初心者におすすめのコーヒードリッパーを3種類ご紹介します。
3種類とも安価であり、美味しいコーヒーが間違いなく淹れられますので、ぜひ参考にしてください!
初心者にも使いやすい!おすすめのコーヒードリッパー3選
ここでは、ペーパードリップの入門版として3つのドリッパーをご紹介します。3種類とも有名ブランドの製品であり、しかも価格も安いのですぐにでも試してみることができます。
以下、それぞれの特徴をご紹介します。
カリタKalitaコーヒードリッパー

私が一番はじめに手に入れたのが、カリタのドリッパーでした。2~4人用を購入しましたが、サイズもコンパクトで扱いやすいです。
コーヒーサーバーに載せて使用するほか、カップに直接載せて抽出することもできますので、気軽に美味しいコーヒーを淹れることができます。
ドリッパーの下部に3つの穴が開いているのがカリタの特徴です。
ドリッパーのサイズは、1~2人用、2~4人用、4~7人用がありますので、用途に合わせてお選びください。
ちょうど、ハリオとメリタの中間にあたるようなモデルであり、スッキリとしたコクのあるコーヒーを抽出することができます。
コーヒー粉の一人分は、中挽きで10gが基本となります。
カリタのドリッパーは、こちらより購入できます。
ペーパーフィルターは、カリタ純正を使用しましょう。ドリッパーの形状に合わせて作られていますので、フィット感が違います。
ペーパーフィルターは、こちらから購入できます。
カリタのドリッパーについて、詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。カリタのドリッパーを使ってホットコーヒーを淹れる記事になります。
HARIO(ハリオ)V60透過コーヒードリッパー

つぎにご紹介するのは、通称「ハリオV60」と呼ばれている定番のドリッパーです。
サイズは大きめであり、見た目もキレイですので、見ているだけで幸せな気分になれます。
こちらのドリッパーは下部に大きな穴が1つ開いており、壁面にはラセン状にスジが入っています。
コーヒー全体の「旨味」を、真ん中の穴に集めて抽出するという考え方です。
ハリオV60で淹れると、雑味が少なくスッキリとした後味のコーヒーに仕上げることができます。私は、朝一で淹れるコーヒーはハリオV60と決めています。
コーヒー粉の分量は、中細挽き、または中挽きで10gが基本です。
ドリッパーのサイズは、1~2人用、1~4人用、1~6人用がありますので、用途に合わせてお選びください。
ハリオのドリッパーは、こちらより購入できます。
ペーパーフィルターは、ハリオ純正を使用しましょう。ハリオのドリッパーは「円すい形」ですので、カリタのような「台形フィルター」は使用できません。購入の際はご注意ください。
ハリオ純正のペーパーフィルターは、こちらより購入できます。
ハリオのドリッパーについて、詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。記事の内容は、カリタドリッパーとの比較記事になります。
ハリオV60の02サイズに合わせてリリースされているのが「ドリップアシスト」です。ドリップコーヒー初心者の方でも、プロが淹れるテクニックを再現することができます。
ドリップアシストが一台あれば、ドリップポットを持っていなくても本格的なドリップコーヒーが楽しめるのでおすすめです。
メリタMelittaコーヒードリッパー

メリタのドリッパーは、初心者にも扱いやすく、コクのあるコーヒーを淹れることができます。
メリタのドリッパーは、「煮出す」という考え方のもとでつくられています。
底面にある一つ穴は、カリタの3つ穴のサイズとほぼ同じです。つまり、抽出時間はカリタやハリオのドリッパーより長くなります。
抽出時間が長いということは、お湯がコーヒー粉と触れる時間が長くなりますので、味わい深いコーヒーになるというわけです。
抽出時間が長いことから、コーヒー粉の分量は細挽きで6gが基本です。分量を間違えると、「苦味」や「エグミ」が優ってしまい、美味しいコーヒーとはいえなくなります。
ドリッパーのサイズは、1~2人用、2~4人用がありますので、用途に合わせてお選びください。
メリタのドリッパーは、こちらより購入できます。
ペーパーフィルターは、こちらを使用しましょう。カリタと同じ「台形フィルター」ですが、メリタ純正品を選びましょう。
抽出時間が長くなる分、フィルターの目の粗さが考えて作られているからです。
ペーパーフィルターは、こちらから購入できます。
カリタ | ハリオ | メリタ | |
---|---|---|---|
対応サイズ | 2~4人用 | 1~4人用 | 2~4人用 |
サイズ | 13.5×11.5×17cm | 12.2 x 11 x 12.5 cm | 135×奥行117×高さ94mm |
素材・材質 | AS(アクリロニトリルスチレン)樹脂 | 本体/AS樹脂 スプーン/ポリプロピレン | AS樹脂(アクリロニトリルスチレン) |
メジャースプーン | 無し | 付属 | 付属 |
ドリッパーの違いや種類について
様々な形状・材質のドリッパーが数多くあります。各メーカーが、「美味しいコーヒー」を淹れるために出した答えがまさにドリッパーの形状であり、材質であるといえます。
実際、ドリッパーを変えるだけでコーヒーの味は大きく変化します。この「違い」を知ることこそが、ドリッパー選びにこだわる理由の一つです。
ちょっと大げさかもしれませんが、コーヒーにこだわるということは、人生と真剣に向き合えているかを知るバロメーターだと思っています。
いい加減に淹れたコーヒーは、やっぱり薄っぺらな味しか見せてくれませんので……。
それだけに、コーヒーにこだわりだすとお金がいくらあっても足りなくなります(笑)
ただし、お手頃な器具でも美味しいコーヒーは淹れられますので、初めは入門モデルを使用するのがベストです。
ドリッパーによる味わいの違いが分かりはじめ、ドリップの腕前が上がったら上級モデルにもチャレンジしてみましょう。
初心者向けドリッパー選び方

私は、カリタのドリッパーが入門モデルとして良いのではないかと思っています。抽出時間も適当な長さであり、味も安定して抽出できるように感じるからです。
実際、私は結構な比率でカリタのドリッパーを使ってコーヒーを淹れています。
スッキリとした味わいが欲しいなら「ハリオ」、ホッと一息つきたいときには「メリタ」が良いかも知れません。
こちらの動画では、1人用のドリッパーを使って抽出しています。1人用ドリッパーは、カップに直接載せてドリップできるので気軽に楽しめておすすめです。
ホットとアイスでも味わいが違ってきますので、色々と試してみるのも良いでしょう。
素材が違うおすすめのドリッパー
少し違ったドリッパーをお探しなら、材質の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか?
こちらのドリッパーは「陶器製」であり、見た目にも趣があり、持っているだけで満足感に浸れます。
また、プラスチック製に比べて冷めにくいことから、気温が低くなる時期には「温かいコーヒー」をいつでも楽しむことができます。
プラスチック製に比べて少し価格は高くなりますが、一つは持っておきたいドリッパーです。
サイズ違いで1~2人用もありますので、用途に応じてお選びください。こちらから購入できます。
まとめ
今回は、入門モデルとしておすすめのドリッパーを3種類ご紹介しました。
それぞれ、抽出に対する考え方が違うため、3種類とも違った味わいのコーヒーを淹れることができるので面白いです。
どの商品も安価ですので、ペーパードリップ初心者の方でも安心してお使いになれます。購入をご検討でしたら、ぜひ参考にしてください!