この記事では、かための食感がクセになる昭和レトロな雰囲気漂う「焼きプリン」の作り方をご紹介します。
表面を少し焦がした「固めの焼きプリン」。
ほろ苦いカラメルと濃厚な玉子の風味は、スイーツ好きな大人の心をとらえて離しません。
子どもの頃は苦手だったけど、大人になった今では「結構好きだ」という方は多いのではないでしょうか?
市販の「○ッチンプリン」のような、甘くてしっとりした食感と違い、少しかためで濃厚な味わいは、大人の嗜好にぴったりかもしれません。
ただ、家でつくるとなると躊躇してしまいます。
普通のプリンでも面倒なのに、「焼きプリン」なんてとんでもない事でしょう。
しかし、今回ご紹介する「固めの焼きプリン」は、実働30分足らずで簡単につくれてしまいます。
混ぜて焼くだけのシンプルさですので、失敗することはありません。
見た目も本格的で子どもにも大好評でしたので、つくって見る価値は絶対にありますよ!
焼き時間が結構ありますので、美味しいコーヒーでも淹れながら、こんがり焼色がつくのを待ちましょう。
それでは、いつもどおり材料からご紹介します。
材料(4人分)
(プリン生地の材料)
(カラメルソースの材料)
材料はたったこれだけです。
バニラエッセンスを除けば、ほぼ冷蔵庫にあるものだけで作ることができます。
耐熱皿は百均でも手に入りますが、長く使うことを考えるとしっかりとしたものを準備しておきたいとこです。
冷蔵庫で冷やしておいて、翌日に食べるカラメルソースが染み込んでさらに美味しくなっていました。
クッキング動画も載せていますので、参考にしていただけましたら幸いです。
鍋に砂糖と水を入れ、焦げ付かないように「木べら」などで混ぜていきます。
鍋底に焦げ付きそうになったら、水を加えつつ茶色になるまで加熱します。(焦らずに、水分調整するのがポイントです)
あらかじめ耐熱皿の内側にバターを塗っておき、できあがったカラメルソースを流し入れます。(底面にのばす必要はありません)
はじめに、「玉子」と「砂糖」を混ぜ合わせます。
玉子はしっかりと溶いてください。色ムラの原因になるからです。
よく混ざったら「牛乳」を加えて、しっかりと混ぜましょう。
ここで、バニラエッセンスを数滴落とすのを忘れずに。(私は忘れてしまい、あとで混ぜ合わせました)
よく混ざったら、ザルでこしながら耐熱皿に流し入れます。
容器が小さいとあふれてしまいますので、気をつけながら流し入れます。
トレイに1cmくらい水を張り、その中に耐熱皿をセットします。
オーブンは160で予熱にしておき、プリンの入ったトレイごと中に入れます。
160℃で40分焼くのが標準ですが、少し時間が足りないように感じます。
温度を170℃に上げて、さらに10分くらい加熱しましょう。
表面に少し焼き色がついたら、爪楊枝などを刺して火が通っていることを確認して、オーブンから取り出します。
常温で予熱をとり、冷蔵庫で冷やして食べると美味しいですよ!
今回作った「固めの焼きプリン」ですが、とても懐かしく、優しい味に仕上がりました。
市販品のような「上品さ」や「高級感」はありませんが、素材の旨味を生かした優しい味が特徴のプリンです。
また、材料が少なく調理工程もシンプルですので、気が向いたらいつでもつくれるのが良いところです。
生地に「生クリーム」を加えるなどすれば、もう少し「しっとり感」が出たかもしれません。
盛り付けに「カットフルーツ」などを添えれば、きっとオシャレに仕上がると思います。
今回は、少ない材料で簡単に作れる「固めの焼きプリン」をご紹介しました。
今回も、小学生と中学生の息子たちがつくってくれました。
小学生の三男には「大人な味」だったようですが、中高生は気に入って食べてくれました。
簡単につくれて財布にもやさしいので、次回も少しアレンジしてつくってみたいと思います。
今回のレシピも、親子一緒につくるにはぴったりです。ヤケドしないように気をつけて、おいしい焼きプリンをつくって見てください。