「水出しコーヒ」をつくりたいけれど、冷蔵庫に立てて冷やしておくことができないという方は多いはず。
冷蔵庫は扉の裏や野菜室などボトルを立てられるスペースが限られているため、ヨコにできない「牛乳」や「飲むヨーグルト」などを優先して収納せざるを得ないからです。
水出しコーヒーも一晩冷やしておけば朝には飲めるのですが、ヨコにできない容器が多いため、いつもコーヒーサーバーにドリップバッグを入れて冷やしていました。
しかし、ドリップバッグにコーヒー粉を入れると「ペーパー臭」が残るため、フィルターインのボトルをずっと探していました。
そして今回、冷蔵庫に「ヨコ置き」で入れてもこぼれない「HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトル」を手に入れましたので、澤井珈琲アイスブレンドで淹れてみることにしました。
今回この記事では、冷蔵庫に「ヨコ置き」で入れてもこぼれない、HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルの使い方について解説します。
フィルターの構造やコーヒー粉をセットする流れまで、写真と動画で解説しますので、きっと疑問点は解決すると思っています。
そして、実際に「水出しコーヒー」をつくってみた感想もお伝えします。
HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルの購入をお考えでしたら、是非参考にしてください。
HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトル
HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルを購入するにあたって心配事が一つありました。
ボトル上部とガラス製の本体を取り付けたとき、材質がことなるため漏れ出すことはないのか?という点でした。
冷蔵庫ではヨコにして入れることを想定していたため、いざヨコ置きで収納したときに漏れ出すのは避けたかったからです。
ボトルを立てて冷やして置くタイプは多いのですが、ヨコ置きで冷やせるボトルは本当に少ないです。
HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルのようにフィルターイン構造を採用するには、上部を取り外す必要があるため「漏れ出し防止対策」が必要になるからでしょう。
実際、HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルの上部内側には複雑な溝が幾重にも施されており、漏れ出さないように苦心した様子が伺えます。
しかし、購入するにあたってAmazonのレビューを確認したところ、取り扱いに注意すべきポイントはあるものの、比較的「高評価」であったという理由で購入を決めました。
とはいえ、本音をいえばタテ置きで冷やす方が断然安心です。
「漏れにくい」とはいっても、100%保証とは言い切れないからです。
冷蔵庫のスペースに余裕があり、ボトルを立てて置くことが十分可能な方には、以下のコーヒーボトルをおすすめします。
HARIO【ハリオ】の定番商品ですので間違いありません!
今回、HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルのデビューを飾ってくれたのは「澤井珈琲アイスブレンド」です。
アイスコーヒー用としては、「深煎り~極深煎り」の豆を使います。
ホットで淹れるより「苦味」を強調することで、氷を入れたときの「薄まり感」を抑えるためです。
澤井珈琲アイスブレンドも、ご覧のようにツヤツヤの深煎りです。
そのまま食べてみましたが、やはり「苦味」を強く感じる焙煎度でした。
説明書に書かれている分量どおり、豆55gに対して650mlの水でつくります。
豆は「英国製のヴィンテージコーヒーミル スポング」を使用して挽きました。
このコーヒーミルはすでに生産されておらず、新品で入手することは非常に困難な逸品です。
お仕事の繋がりでお客さまから戴いたのですが、家で挽く豆はほとんど「スポング」で挽いています。
本当に嬉しい戴き物であり、一生かけて大切にしたいと思っています。
ちなみに、右側のコーヒー粉の写真は澤井珈琲さんの業務用コーヒーミルで挽いてもらいました。
粒度が細かく、大きさも一定ですね。
「スポング」を使うと、こんなにきれいに挽くことはできません。
粒度はまったく揃っておらず、大小さまざまな状態の粉ができあがります。
HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルに入っているパーツは、上の写真のとおりの内容です。
まずは、フィルターの構造を写真をもとにご説明します。
筒状のフィルターは周囲が細かいメッシュで囲まれています。前述でご紹介したコーヒー粉の様に、水出しコーヒーをつくる場合は「細挽き」にします。
お湯で淹れるホットコーヒーは「粗挽き」にしてもしっかりとした味になりますが、水出しコーヒーの場合は低温で時間をかけて抽出するためです。
筒状のフィルターにコーヒー粉を入れ、メッシュの付いているフタをします。
筒状のフィルター側面に書かれているとおり、突起部分を合わせて「カチッ」というまで回し閉めます。
次に、筒状のフィルターを本体上部に取付けます。
HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルの使い方は、動画で詳しくで紹介していますので、フィルターの取付けに関しても参考にしてください。
HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルにコーヒー粉を入れ、水を分量どおり入れたらフタをして冷蔵庫に入れます。
シリコン製上部とガラス製本体がしっかり取付けられていることを確認してください。
ここが大切なポイントでして、適当にフタをしてしまうとこぼれる可能性大です。
今回は「ヨコに入れてもこぼれない」ということを検証するため敢えて「ヨコ入れ」しています。
繰り返しになりますが100%こぼれないという保証はありませんので、冷蔵庫のスペースに余裕がある方は「タテ置き」で収納されるのをおすすめします。
冷蔵庫に入れて8時間程度、しっかり抽出されていることを確認してください。軽くボトルを振って飲んでみましょう。
グラスに氷を多めに入れて、出来立てのアイスコーヒーを注いだら完成です。
HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルの注ぎ口は、液だれすることなくきれいに注ぐことができました。
今回、HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルを使って「水出しコーヒー」をつくった感想をお伝えします。
これまでにも「サーバー」にドリップバッグを入れて「水出しコーヒー」をつくったことはありましたが、味わいはHARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルで入れたほうが美味しいです。
何といっても、「ペーパー臭」が気にならないのが一番お伝えしたいポイントです。
一晩、冷蔵庫に入れて置くわけですから、ペーパーの臭いがコーヒーに移らないはずがありません。
比較してみるとよくわかるのですが、コーヒー通の方ならHARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルはおすすめのアイテムです。
HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルは、本格的なアイスコーヒーを味わいたいという「コーヒー通」の方にとくにおすすめしたいアイテムです。
コーヒー豆から淹れようと思えばコーヒーミルで挽かなければいけませんし、それなりに準備しなければいけないこともあります。
さらに、冷蔵庫で8時間寝かせる必要もありますので、とにかく「時間」も「手間」も必要です。
それでも、丁寧に抽出した水出しコーヒーは格別の味わいです。
ぜひ、本格志向の方はHARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルを使ってみてください。
HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルは、正直言って使うのが面倒です。
粉を用意してフィルターに入れるまでが一つの「山」とも言えるでしょう。
さらに、抽出後はコーヒー粉のカスを捨てたり、フィルターをきれいに洗ったりする必要もありますので、すべてが面倒なことばかりです。
「そんなの面倒だ」という方は、コーヒーサーバーにドリップバッグを入れて一晩冷蔵庫で冷やしておくことをおすすめします。
私自身がそうでしたし、ペーパー臭がそれほど気にならないなら圧倒的に簡単に「水出しコーヒー」をつくることができます。
ただし、HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルもフィルターを取り外せばドリップバッグで抽出することができます。
今は面倒に感じていても、何かのきっかけで「本格的なアイスコーヒー」が飲みたくなるかもしれません。
その時のために、HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルを買っておくのも良いかもしれません。
今回この記事では、HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルで「本格的な水出しコーヒー」を入れるまでをご紹介しました。
本格的なアイスコーヒーを自宅で楽しみたいなら、HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルはとてもおすすめです。
冷蔵庫で「ヨコ置き」で冷やすことができますので、タテ置きできない事情がある方でも美味しいアイスコーヒーが楽しめます。
ぜひ、HARIO【ハリオ】フィルターインコーヒーボトルでアイスコーヒーならではの「深みのある優しい味わい」を感じてください