ブラジル【グアリロバ農園】のスペシャリティコーヒー|カチグア生豆1kg入りをレビュー

グアリロバ農園生豆の画像

「スペシャリティコーヒー」といえば高価なイメージですが、スタンダード並みの価格で手に入るものもあります。

今回ご紹介する「ブラジル・グアリロバ農園カチグア」もその一つ。生豆1kg入りが2,000円以内で手に入れることができるのです。

スタンダード生豆の焙煎に慣れてきたら、つぎはスペシャリティ生豆にもチャレンジしてみましょう。きっと、コーヒーに対するイメージはさらに広がり、そして深くなるはずです。

今回は、スペシャリティコーヒーの入門版としておすすめの「ブラジル・グアリロバ農園カチグア」をご紹介します。

スペシャリティコーヒーは焙煎が難しいともいわれますが、ぜひ、あなた好みの味わいポイントを見つけてください。

グアリロバ農園カチグア生豆について

グアリロバ農園カチグアパッケージ画像
ブランドグアリロバコーヒー
品種カチグア
梱包サイズ320✕220✕35ミリ
商品タイプ生豆
メーカーグアリロバ農園
重量1.05kg
水分値12.4%
スクリーン16UP

グアリロバ農園では2種類の嫌気性発酵をしています。今回のロットはアルコール発酵をさせたものです。発芽酵母を使用し、実を剥がしたコーヒーと酵母を密閉タンクに入れて発酵させています。

発芽酵母はグアリロバ農園のコーヒーの実の表面にあるものを隔離・培養し、使用しているのです。

発酵工程を終えたコーヒーは陰干し乾燥することにより、発酵で得た特徴が定着していきます。

スペシャルティ コーヒー 生豆 ブラジル グアリロバ農園 (Catigua – Fermentation)

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グアリロバ農園カチグア生豆を購入する過程

ブラジル・グアリロバ農園カチグアを購入した理由は、スペシャリティコーヒーでありながらお手頃価格であったからです。

多くのスペシャリティコーヒー生豆が1kgあたり3,000円以上であるところ、ブラジル・グアリロバ農園カチグアは2,000円を切るという破格値でした。そのため、正直なところはそれほど期待していませんでした。

しかし、実際に購入してみると生豆がキレイであることに驚きました。ハンドピックしてみたところ、ほとんど欠点豆は見つからなかったためです。

アマゾンのレビューでも高評価とする内容のものが多く、共通していえるのは「欠点豆が少ない」という点でした。

グアリロバ農園カチグア生豆ピッキング前の画像

ブラジル・グアリロバ農園カチグアは1kg入りとして販売されていますが、実際に計量したところ1kg以上入っていました。

ハンドピックで取り除いた豆が10g程度でしたので、正味で1kgが入っていることになります。

欠点豆を取り除いたら1kgを切る種類も多いなか、とても良い印象を受けました。このような一面からも伺えるように、品質においても確かな生豆であることが想像できます。

ぜひ、他の種類の生豆も購入してみたいと思いました。

グアリロバ農園カチグア生豆欠点豆の画像

欠点豆の多くは「未成熟」であり、「虫食い」がほとんど見られませんでした。生豆のサイズにややバラつきはあったものの、全体的にキレイな印象の豆です。

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グアリロバ農園カチグア生豆を焙煎してみた感想

ブラジル・グアリロバ農園カチグアの生豆を実際に焙煎してみました。いつものように、片手鍋を使ったで焙煎です。

この豆は幅広い焙煎が楽しめるということなので、「浅煎り」「中煎り」「中深煎り」で焙煎し、それぞれの味わいを確認することにしました。

アマゾンの商品説明では以下のような表現がされていました。

深煎で柔らかい口当たり、ハーブやチョコレートのようなフレーバーで甘くて飲みやすい。

スペシャルティ コーヒー 生豆 ブラジル グアリロバ農園 (Catigua – Fermentation)

また、アマゾンの商品紹介では焙煎度による味わいが示されていました。それによると、「浅煎り」では酸味が強くあらわれ、「深煎り」になると苦味が強調されるようです。

「浅煎り」から「深煎り」について共通していえるのは、「甘み」の存在感が大きいということです。

商品紹介で示された焙煎度による味わいの変化から推察すると、狙うべきポイントは「中煎り」から「中深煎り」であると感じました。わずかな酸味を残しつつ、クリアな苦味と甘さを伴うアフターテイストを引き出すのが目的です。

今回は、焙煎度を5段階に分けて調整しました。以下の写真をご覧ください。

焙煎度合いの画像

中煎り~中深煎りの違いはほとんど分かりませんが、2ハゼから15秒刻みで煎り止めしています。

具体的には、左から

  1. 2ハゼに入ってすぐ煎り止め
  2. 2ハゼに入って15秒で煎り止め
  3. 2ハゼに入って30秒で煎り止め
  4. 2ハゼに入って45秒で煎り止め
  5. 2ハゼに入って60秒で煎り止め

商品紹介では、浅煎りにすると「酸味」が強く現れ、苦味は少ないと表示されています。また、深煎りにすると「酸味」が抑えられ、逆に「苦味」が表に出てくるようです。

中煎り程度に焙煎した豆を挽いて飲んでみましたが、爽やかな酸味とナッツ感、そしてコクと甘さのハーモニーがとても心地よく感じられました。

しかも、冷めてからも嫌な酸味が際立つようなことがなく、まろやかで香ばしい余韻がずっと続いていることに驚かされます。

多くの方が高評価のレビューを残されているように、ブラジル・グアリロバ農園カチグアは、スペシャリティコーヒーの名に恥じない素晴らしい味わいのコーヒーです。

焙煎後2、3日はガスが発生するため、もう少し落ち着いてから飲み比べてみたいと思いますが、美味しいのは間違いないでしょう。

以下の動画では、「深煎り」に調整した際の一部始終を紹介しております。少し火力が強く、一気に水分が出てしまった印象でしたので、火力は中火(弱)くらいにしてじっくりと焙き上げる方が良いでしょう。

グアリロバ農園カチグア生豆をおすすめしたい人

「ブラジル・グアリロバ農園カチグア」は、スペシャリティコーヒーの焙煎に初めてチャレンジする方におすすめの生豆です。品質が高く、価格も手頃なので失敗を気にすることなく焙煎できます。

また、焙煎度の違いによる味わいについてもデータが揃っているので、自分好みのテイストを狙った焙煎ができるのもおすすめできるポイントです。

一方、焙煎度による味わいの変化が繊細であるため、スタンダードの生豆のような汎用性はありません。まさに、焙煎の腕前が試される生豆であるといえるでしょう。

まとめ

今回は、「ブラジル・グアリロバ農園カチグア」の生豆をご紹介しました。

はじめてスペシャリティコーヒーを焙煎する人にとって、まさにおすすめの生豆だと思います。手頃な価格なのに品質が高いので、上手く焙煎できれば最高に美味しいコーヒーを淹れることができます。

ぜひ、「ブラジル・グアリロバ農園カチグア」の生豆を使って、スペシャリティコーヒーの焙煎を楽しんでください。

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