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アイスコーヒーは、暑い季節にぴったりのドリンクです。

 

氷のたっぷり入ったアイスコーヒーは涼感を誘い、夏を代表する飲み物といってよいでしょう。

 

でも、家でアイスコーヒーをつくろうと思っても、喫茶店のようにはいきません。

 

雑味が出たり色も薄くなったりで、喫茶店と同じように淹れられないのが現実です。

 

だけど、もっと気軽にアイスコーヒーを楽しみたい……。

 

そこで今回は、普段使っているコーヒー器具を使って、美味しいアイスコーヒーをつくる方法をご紹介します。

 

「水出し」なのですぐに楽しむことはできませんが、一晩冷やしておけば本格アイスコーヒーの出来上がりです。

水出しコーヒーで用意するもの

  1. コーヒー粉(深煎り) 40g
  2. 冷水 400ml
  3. シュガーシロップ(水100ml、グラニュー糖100g)
  4. ミルク
  5. サーバー 2個
  6. ドリッパー 1個
  7. コーヒーフィルター 1枚

用意するもの

深煎りのコーヒー豆を用意する


アイスコーヒーで使う豆は「深煎り」をおすすめします。

 

産地によりますが、深煎りの豆は「コク」と「苦味」が引き出されるため、アイスコーヒーにピッタリな味わいになるからです。

 

一方、浅煎りのコーヒー豆はアイスコーヒーには向きません。

 

酸味が強くなり、お世辞にも美味しいとはいえません。

 

豆から脂が染み出して、表面が光っているような焙煎度がアイスコーヒーには最適です。

 

市販されているコーヒー豆であれば、アイスコーヒー用に焙煎されたものを選びましょう。

コーヒー豆を細挽きにする

アイスコーヒー用の豆は「細挽き」にしてください。

 

細かく挽くことでコーヒー成分が出やすくなるため、コクと苦味が引き立つからです。

 

反対に「粗挽き」にするとアッサリし過ぎた印象のコーヒーになります。

 

氷を入れたらさらに薄くなりますので、アイスコーヒーを淹れる場合は濃い目に抽出するのが基本です。

 

また、浅煎りで淹れたコーヒーは見た目にも薄いため紅茶のように見えます。

 

アイスコーヒーは氷を入れることで薄くなるため、豆は必ず「細挽き」で濃い目に出るように調整しましょう。

冷蔵庫で一晩浸漬する


アイスコーヒーは熱いお湯で抽出するのではなく、冷水で長時間浸漬する方法でつくります。

 

浸漬するというと難しく聞こえますが、ただの「漬け置き」です。

 

具体的には、冷水400mlをサーバーに注ぎ、コーヒー粉に浸透させます。

 

水にコーヒー粉を触れさせる時間を長くすることで、豆の成分がしっかり抽出されるのです。

 

そのままサーバーを一晩冷蔵庫で冷やして置くことで、風味豊かなアイスコーヒーが出来上がります。

グラスに入れる氷を準備する

コーヒーの抽出がおわったら、グラスに入れる氷を用意しましょう。

 

普通の氷でも大丈夫ですが、コーヒー豆を冷凍しておき、氷と一緒に入れることでコーヒーの風味がさらに増します。

 

ちなみに、深煎りにしたコーヒー豆は食べられます。

 

少し苦味はありますが、豆に含まれるオイルに甘みがあるため、香ばしくて意外にも美味しいのです。

グラスにアイスコーヒーを注ぐ


冷蔵庫で一晩浸漬したコーヒーを布やペーパーフィルターで濾して、もう一つ用意しておいたサーバーに注ぎます。

 

氷を入れたグラスに注ぎ、ミルクやシロップで好みの味に調整すれば完成です。

 

コーヒーの成分がしっかり抽出され、喫茶店で出される味わいに近づいたような味わいになります。

まとめ

アイスコーヒーをつくる方法はさまざまですが、わざわざ専用の器具を用意しなくても、本格的なアイスコーヒーをつくることができます。

今回ご紹介したやり方もそうですが、コーヒー豆や抽出方法に一手間かけることで味わい深いアイスコーヒーを淹れることができるのです。

 

自分好みのアイスコーヒーを追求してみるなら、豆の挽き方や浸漬時間、氷に使う水の種類など、色々試してみることで楽しみは広がります。

 

ぜひ、あなただけの特製アイスコーヒーをつくって、夏のコーヒータイムを楽しんでください。