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「パーコレーター」といえば、キャンプで淹れるコーヒーの代名詞のような珈琲器具です。
「煮出す」ことで抽出したコーヒーは「コク」があり、ワイルドな味わいが楽しめるといわれています。
私もこれまでに色々なコーヒー器具を使ってきましたが、パーコレーターで淹れたコーヒーは味わったことがなかったので、以前から気になっていました。
そして今回、ついに「キャプテンスタッグ|パーコレーター3カップ」を手に入れましたので、いつものようにレビューしていきたいと思います。
キャンプ人気が高まっていることもあり、パーコレーターが気になっている方も少なくないはず。
今回も「写真」と「動画」で詳しく紹介していきますので是非参考にしてください。
パーコレーターとは、コーヒーを煮出して抽出するための珈琲器具です。
以下、パーコレーターでコーヒーを淹れる手順を紹介します。
パーコレーターでコーヒーを淹れる手順は以下のとおりです。
注意
コンロで加熱している間はフタを開けないでください。
コーヒーが噴き上がって火傷をする可能性があります。
パーコレーターは「煮出す」ことで抽出するため、豆の量が多すぎると「苦味」が強くなってしまいます。
今回の抽出では30gの豆を使用しました。
水量は480mlでしたが、抽出したコーヒーの味わいは「やわらかさ」と「コク」が両立しており非常に美味しかったです。
パーコレーター用に使用する豆は「粗挽き」にします。
挽目が細かいとストレーナーの穴から粉がポットに透過してしまうからです。
また、パーコレーターは「煮出す」方式であるため、挽目が細かいと「苦味」や「エグみ」が勝ってしまい、旨味が感じられなくなってしまいます。
挽目は「粗挽き」というルールを守ってください。
パーコレーターにおすすめの豆は「中煎り」~「深煎り」が良いでしょう。
コーヒーオイルが抽出されて味がマイルドになり、苦味より優しさが際立つからです。
一方、「浅煎り」の豆はパーコレーターでの抽出には不向きだと思います。
浅煎りの豆は「酸味」が特徴であるため、煮出すと「エグみ」が強く出てしまうのです。
また、エスプレッソのような「フレンチロースト」も「苦味」が強くなるためおすすめしません。
パーコレーターの素材はステンレスがほとんどです。
使用後は食器洗剤をつかってきれいに洗い、しっかり乾燥させてください。
また、ストレーナースタンドなどのパーツは取り扱いを間違えると破損してしまう可能性もあります。
「ワイルドな味わい」が人気のパーコレーターですが、取り扱いは慎重かつ丁寧におこなうようにしましょう。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) コーヒー ポット パーコレーター 18-8ステンレス製 M-1224/M-1225/UW-3531
パーコレーターを手に入れて良かったと思ったのは、「熱々で旨いコーヒーが飲めること」だと思います。
ペーパードリップで淹れるコーヒーも良いのですが、湯温が高いと苦味が強くなるため熱々のまま飲むわけにはいかないのです。
「マキネッタ」もパーコレーターと同じで「直火式」ですが、抽出量が少ないため楽しみ方は全く異なります。
パーコレーターで淹れるコーヒーは「熱々」でありながら想像以上に「やさしい味わい」ですので、是非ともキャンプに行ったら淹れてみて欲しいです。
パーコレーターにデメリットがあるとすれば、事前にコンロに合わせた器具を揃えておかないといけない点かなと思います。
ポットの幅が思ったよりせまく、一般的なコンロの形状ですと上手く載せることができなかったからです。
さいわい、私は「マキネッタ」を購入する際に以下の写真のような「五徳」を手に入れておりましたので問題なく使えましたが。
パーコレーターに購入をお考えであれば、以下の写真のような一緒に「五徳(ごとく)」を購入されることをおすすめします。
また、コーヒー豆をどれだけ「粗挽き」にしたとしても、ポットの底にはコーヒー粉が残ってしまいます。
勢いよくカップに注いでしまうと、間違いなく粉も一緒に入りますので「注ぎ方」には十分注意してください。
ポットをあまり傾けずに注ぎ、完全に注ぎ切らない程度で止めておくのがおすすめです。
キャンプ好きな方であれば、一台持っているだけでとても充実した時間を過ごせると思います。
パーコレーターで淹れたコーヒーは「熱々」でとても美味しいコーヒーが失敗なくつくることができるからです。
とくに秋から冬にかけてのキャンプは朝夕の寒さが厳しくなるため、「熱々のコーヒー」が欲しくなります。
パーコレーターで淹れたコーヒーを飲んだ瞬間、心も体も温かくなるはず。
キャンプ好きな方はもちろん、これからキャンプを始める方にもパーコレーターは絶対におすすめの珈琲器具ナンバーワンです。
フルーティーなコーヒーが好きな方、薄めのコーヒー(アメリカーノ)が好みの方は、パーコレーターで抽出したコーヒーは合わないかもしれません。
パーコレーターで淹れたコーヒーは基本的に「濃いめ」であるため、濃いコーヒーが苦手な方にとっては美味しく感じられないと思うからです。
軽めの味わいや「酸味」がお好みなら、幅広い味わいがコントロールしやすい「ペーパードリップ」が良いでしょう。
ただし、カフェオレをよく飲むという方にはおすすめです。
煮出すことで深いコクが生まれ、しっかりとした味わいのカフェオレが楽しめると思います。
今回はキャンプコーヒーの定番である「パーコレーター」をご紹介しました。
パーコレーターで淹れたコーヒーはワイルドな味わいだけでなく、熱々でホッとする味わい深さが引き立つコーヒー器具です。
何と言っても、熱々でエグみのないコーヒーが味わえるのはパーコレーターの魅力ではないでしょうか?
「冬キャンプ」など、しっかり沸かしたコーヒーがこれほど美味しく感じるコーヒー器具は他に無いと言っても過言ではありません。
粉の挽目を「粗挽き」にしたり、本体サイズに合わせて「五徳」を用意したりなど注意点はありますが、外で楽しむコーヒーとしては間違いなくナンバーワンだと思いました。
キャンプ好きな方はもちろん、普段は「お家deカフェ」の方にも是非味わって頂きたいです。
一台あれば間違いなく重宝しますので、気になる方は是非手に入れておきましょう。