フレンチプレスといえば、ヨーロッパではメジャーなコーヒーの淹れ方です。
粗挽きのコーヒー粉をビーカーに入れ、熱いお湯を注いで4分でまろやかなコーヒーが出来上がります。
しかし、ここ日本ではペーパードリップほど一般的な淹れ方ではありません。
コーヒーが人並み以上に好きな方を除けば、フレンチプレスを持っている人は少ないでしょう。
私もペーパードリップで淹れたことしかなかったので、フレンチプレスで淹れたコーヒーの味わいには常々興味・関心がありました。
そして、とうとうフレンチプレスを買って実際にコーヒーを淹れてみることができましたので、はじめての方でも淹れ方が分かるようにご紹介したいと思います。
フレンチプレスを使うようになると、ペーパードリップで淹れる機会が激減します。
なぜなら、フレンチプレスで淹れたコーヒーは「誰でも・かんたんに」美味しいコーヒーが淹れられるからです。
しかも、ペーパードリップ淹れた場合に比べて「まろやかで甘く」感じるので、「おいしい!」という感想しか出てきません(笑)
そんな、フレンチプレスで淹れたコーヒーを知っていただきたくて、今回、おすすめのフレンチプレスを3つご紹介させていただくことにしました。
フレンチプレスを選ぶ際のポイントにもふれていますので、是非、参考にしてください!
おすすめのフレンチプレス3選
ここでは、フレンチプレスのおすすめモデル3つをご紹介します。3種類ともに有名ブランドの製品であり、価格も比較的安価ですので入門モデルにピッタリです。
以下、それぞれの特徴やおすすめポイントをご紹介します。
ボダムブラジルフレンチプレス
ボダムブラジルは、イタリアンレッドを代表とする3色のカラーバリエーションが楽しい気分にさせてくれるフレンチプレスです。
ビーカーを囲むように施されたプラスチック製の取っ手やフタは、優しい手触りで使い心地がとても良いです。
価格は安価であるため全体的な質感は「安っぽさ」が見え隠れするものの、使っていて不満を感じることは皆無です。むしろ、使い込むほどに愛着が湧いてくるので、ペーパードリップで淹れる頻度が減りました。
本体部分は「ガラス製」ですので、取り扱いには注意する必要はあるものの、とても使いやすて気に入っています。
一人でゆったりしたい時間を過ごしたいときは、ボダムブラジルが最高のパートナーになってくれるでしょう。
ボダムブラジルは、以下で購入することができます。
ビアレッティフレンチプレス
エスプレッソで有名なビアレッティですが、フレンチプレスもデザインがオシャレですので人気があります。もちろん、有名メーカーですので造りもしかりしており、機能面では申し分ありません。
ビーカーを囲むアルミプレートには、ビアレッティのトレードマークが施されています。ビーカーにお湯を注ぐと、マークの形がコーヒーの色で浮き上がるようにデザインされており、楽しい気分にさせてくれます。
ビーカーは「ガラス製」ですので取り扱いに注意する必要はありますが、オシャレな見た目は一緒にコーヒーを飲む人の気分も高揚させてくれれでしょう。
ボダムブラジルより少し価格は高めですが、機能面・デザインともにしっかり作られていますのでおすすめのフレンチプレスです。
ビアレッティのフレンチプレスは、以下で購入することができます。
ボダムコロンビアダブルウォールフレンチプレス
ボダムコロンビアは、2柔構造の容器である点がとくにおすすめです。ステンレス製の本体は、直接触れても火傷する心配がありません。熱々のコーヒーが入っていても、2柔構造の壁面であることから熱が外側に伝わらないからです。
また、壁面が2柔構造であることから保温性にも優れています。気温が下がる時期や、アウトドアシーンでも温かいコーヒーを長時間楽しむことができるのです。
本体はステンレス製で見た目はシンプルですが、丸みを帯びた形状もプラスされていて抜群の存在感があります。ステンレス製であるため、誤って割れてしまうという心配がないのも魅力です。
もちろん、有名メーカーボダムの製品ですから機能面で不満を感じることはないでしょう。
持っておけば確実に重宝する一台です。ボダムコロンビアは、以下で購入することができます。
ボダムブラジル | ビアレッティ | ボダムコロンビア | |
---|---|---|---|
サイズ | 10.2 x 10.2 x 17.1 cm | 13 x 8 x 17 cm | 17.5 x 13.7 x 11.2 cm |
重さ | 240g | 360g | 340g |
容量 | 350ml・1000ml | 350ml・1000ml | 350ml・500ml・1000ml |
付属品 | メジャースプーン | 無し | メジャースプーン |
そのまま飲める!フレンチプレスの使い方
フレンチプレスを持っていることで得られる一番のメリットは、「おいしい珈琲が気軽に飲める」ということです。
ペーパードリップのように、ドリップポットやドリッパー、ペーパーフィルターが不要です。フレンチプレス本体と、粗挽き珈琲があれば美味しい珈琲が飲めるというシンプルさです。
コーヒー粉をお湯に浸してじっくりと抽出しますので、コーヒー豆に含まれる油分等の旨味成分を丸ごと味わえるのは、フレンチプレスだからこそ引き出せる味わいといえます。
デメリットとしては、ペーパーフィルターに比べると金属フィルターは目が粗いため、口当たりが「粉っぽく」なってしまいます。
ただ、粉っぽいことで「まろやかさ」や「甘さ」が引き出されていますので、一概にデメリットともいえません。
強いていえば、オシャレな見た目の製品が多いために、デザインの違うフレンチプレスを何台も買ってしまうことがデメリットといえるかもしれません(笑)
フレンチプレスの選び方
フレンチプレスを選ぶ際は、デザインよりも「容量」を目安にして選ぶことをおすすめします。家族みんなで飲みたいなら、350ml用だと役に立たないからです。
具体的には、以下のようなケースを想定して選ぶと良いでしょう。
- おもに1人で飲む場合:350ml用
- 3~4人で飲む場合:500ml用または1000ml用
- 5人以上で飲む場合:1000ml用
我が家の場合、フレンチプレスで飲むのは私だけを想定していましたので、350ml用を購入しました。実際には350mlつくることはなく、240mlのお湯を注いで飲んでします。
500ml用・1000ml用も同様であり、規定の容量より少なめのお湯を入れることを前提に考えてください。
規定通りのお湯を注ぐと、フィルターを押し下げる際にこぼれてしまいます。ホットコーヒーの一人分は120mlが基準ですので、あらかじめ人数分を計ったお湯を入れるという方法が失敗しないのでおすすめです。
その他おすすめのフレンチプレス
ボダムケニヤもフレンチプレスの定番中の定番なのでおすすめです。私は、はじめボダムケニヤにするかボダムブラジルにするか迷いました。機能性はどちらも優れていることが分かっていたからです。
一点ことなるのは、容量のラインナップがボダムケニヤの方が多いということです。ボダムブラジルが350ml・1000mlの2種類であるのに対し、ボダムケニヤは350ml・500ml・1000mlの3種類のラインナップがあります。
じつは、ボダムケニヤの500mlが一番使い勝手が良いと感じました。コーヒーを淹れるときって、意外と3~4人前つくることが多くはないでしょうか?
いちどに多めのコーヒーを淹れる場合は、ボダムブラジルの350mlだと足りなくなるのです。だからといって、1000mlだと、ちょっと多い……。
このような理由で、容量面で丁度よいことから、ボダムケニヤの500mlをその他のおすすめ品としてご紹介します。
まとめ
今回は、3種類のフレンチプレスをご紹介しました。3種類とも有名ブランドの製品ですので、間違いなく美味しいコーヒーを淹れることができます。
しかも、見た目もオシャレな製品ばかりなので、持っているだけで満足度が急上昇します(笑)
ぜひ手に入れていただき、フレンチプレスで淹れて「まろやかで甘い」、美味しいコーヒーの味を知ってください。
そして、一人で楽しむのはもちろんのこと、家族やご友人にも美味しいコーヒーを淹れたあげてください。