豆腐が苦手なお子さんは少なくないでしょう。
栄養価の高い豆腐ですから、親としては「何とか食べて欲しい!」と思いますよね。
我が家の長男も豆腐が苦手なひとり。
「味が無いからマズイ!」といって、冷奴はもちろん、麻婆豆腐でさえ食べようとしません(汗)
豆腐の原料である大豆は、「畑のお肉」といわれるくらいですから、栄養がたっぷりなんです。
成長期であるからこそ、とくに食べて欲しい食材なんですよね……。
そんな折、息子が豆腐を食べた(本人は豆腐であることを知らず)というニュース? が飛び込んできました!
それが、「黒ごま風味の豆腐ドーナツ(※勝手にネーミングしています)」です!
「豆腐」という食材名が入るだけで、一切たべようとしなかった息子でしたが、このレシピに関しては「美味しい」というレビューまであったとのこと。
そこで今回はその謎を探るべく、「黒ごま風味の豆腐ドーナツ」を作ってみることにしました!
「黒ごま風味の豆腐ドーナツ」で使われている「豆腐「と「胡麻」は、栄養価が高いことで知られています。
その健康的な食材をダブルで使用する「黒ごま豆腐ドーナツ」は、とっても体に良いおやつなのです。
この項では、「黒ごま豆腐ドーナツ」に使われている「豆腐」と「ごま」の栄養成分についてご紹介しましょう。
豆腐の2大栄養素といえば、「タンパク質」と「脂質」です。
タンパク質は人間の体の基礎的な栄養素であり、脂質は体の機能を調整する役割を担っています。
また、豆腐のタンパク質には血液中のコレステロールを低下させ、血圧上昇を抑制するといわれています。
加えて、肝臓中の脂肪分を減らす効果があることから、お酒を飲む機会が多い方にもおすすめです。
さらに、豆腐の原料である「大豆」に含まれる「イソフラボン」は、女性の美容や健康に大きく貢献するといわれています。
(出典元:一般社団法人全国豆腐連合会)
胡麻は大半を輸入に頼っていますが、「食べる丸薬」と言われるほど、優れた栄養素をもつ健康食品です。
胡麻独自の栄養成分である「ゴマリグナン」は、肝機能を高めると言われており、お酒が好きな方におすすめの食材です。
また、胡麻を構成する成分の半分を占める「脂質」は、善玉コレステロールを増やし、健康な体を維持するために大きく貢献しています。
カルシウム・マグネシウム・鉄分など、体に良い栄養素が豊富ですので、普段の食事に加えるだけで健康維持の効果が高いと言われています。
(出典元:農林水産省)
「黒ごま風味の豆腐ドーナツ」の分量です。
ホットケーキミックスは200gに小分けしてある種類があると便利です。
材料(3人分)
豆腐の種類は木綿をつかいます。
「絹豆腐」だとやわらか過ぎるため、水っぽくなってしまうからです。
それでは、「黒ごま風味の豆腐ドーナツ」の作り方をご紹介します。
今回も、中1と小5の息子だけで作りましたので、ぜひ、ご家庭でもお子さんと一緒につくってみてください。
豆腐半丁を、下の写真のようにつぶします。
写真のあるような調理器具をつかうと簡単にバラバラにすることができますので試してみてください。
ホットケーキミックスに先程つぶした豆腐を加え、そこに卵を溶いて入れます。
下の写真のように「すりゴマ」を加え、しっかりと混ぜ合わせていきます。
木べらなどで混ぜ合わせますが、やりにくければ手で混ぜてもOKです。
しっかりと混ぜ合わさったら、スプーンを使って適当な大きさですくい、サラダ油で揚げていきます。
ポイントとしては、下の写真のように少し濃い目になるまで揚げると良いでしょう。
揚げ時間が短いと豆腐っぽさが残ってしまい、豆腐が苦手なお子さんにバレてしまうからです。
見た目は「唐揚げ」っぽいですね……。
揚げたては、すりゴマの油も出てきますので少し油っこい印象です。
少し冷めてから食べてみると、ホットケーキの優しい風味が前面に出てきますので、豆腐っぽさはほとんど消えてしまいます。
豆腐や胡麻は健康食品としての評価も高いので、育ち盛りのお子さんにピッタリのおやつになります。
また、木綿豆腐の代わりに「おから」をつかうレシピもあります。
こちらは少し弾力のある仕上がりになりますので、こちらも試してみてください。こちらも子どもたちに大好評でした。
ホットケーキミックスは、何にでもアレンジできるうえに子どもでも扱いやすいのでおすすめです。
今回は「黒ごま」の存在感が大きかったので少し黒っぽくなりましたが、「白ごま」や「しらす干し」を入れるなど、甘さを抑えた仕上げもできます。
混ぜ合わせる材料によっては油がはねることもありますので、かならず大人の方と一緒に調理してください。
とにかく「混ぜるだけ」の簡単おやつですので、ぜひ親子でチャレンジしてみましょう!